株式会社防長経済新報社

Facebook

 2019年4月11日

  • 街の話題

 6次産業化の推進協議会 「山口グッと産品」として登録 やまぐち農林振興公社

開発商品のお披露目会
開発商品のお披露目会

 公益財団法人やまぐち農林振興公社(山口市葵、服部一朋理事長)は、3月18日セントコア山口で第2回「やまぐち6 次産業化・農商工連携推進協議会」を開催した。同協議は、服部理事長の挨拶から始まり昨年度の事業報告・今年度の事業計画などを発表した後、登録商品制度により登録された、開発商品のお披露目会へと移った。
 登録商品制度とは6次産業化を推進するための制度であり、登録基準は県内事業者で、原料に半分以上の山口県産品を使用しており開発から3年以内の商品であるということ。同農林振興公社が月に1回審査会を開催し、それに適応されれば、登録商品「山口グッと産品」として認定される。前回の協議以降に新たに「山口グッと産品」と認定されたのは10事業者・17商品となった。認定された商品には「山口グッと産品」のロゴマークが与えられる。
 「山口グッと産品」として認定されると、やまぐち農林振興公社による商品力向上プログラムの展開や、展示商談会などへの出展、事業戦略や商品特性に応じた販路開拓など様々な支援を受けることが出来る。また、ホームページで大々的に「山口グッと産品」のロゴマークを使用した情報発信や、各種イベントでのロゴマークのPRを行うなど、知名度向上のための宣伝活動も積極的に行っている。            
 今後の課題としては、新たに6次産業化・農商工連携を志向する事業者が少数にとどまっていることや、事業者の事業戦略・商品特性に応じたオーダーメイド型の支援が求められているなどが挙げられる。やまぐち農林振興公社はこれらの課題に対応するため、人材育成研修の開催や研修修了生などのフォローアップを実施。また、事業者の相談・商品開発・販路拡大など支援するため、「やまぐち6次産業化・農商工連携サポートセンター」の設置などを行っている。

 

 

 

ページトップ