下松市市制施行80周年記念事業である「道路を走る高速鉄道車両見学プロジェクト」が今年も7月14日に行われる。
下松市を代表する企業の一つである日立製作所笠戸事業所が製造する「英国都市間高速鉄道計画」で使用する車両は、同事業所から徳山下松港第2公共埠頭までの約2キロを、専用トレーラーで陸送され、その後、船で英国に向けて出荷される。
日中に行われる鉄道車両の陸上輸送は安全上の問題などもあり、全国的にも珍しく、昨年は輸送ルート沿道に3万人が詰めかけた。「鉄道産業のまち・くだまつ」で製造された車両を、鉄道発祥の地、英国へ旅立つ様子を体感し、全国へ向けて発信する。
今年は官民協働の実行委員会(弘中善昭実行委員長)が主催することとなり、昨年以上の盛り上がりが期待されている。
今回の陸送は午前10時スタート、同11時到着予定。先頭車両2両をそれぞれ専用トレーラーに載せて車列を組み陸送する。