今年10月に操業開始
エラストマー樹脂コンパウンドの製造を行う(株)西田技研(大阪府和泉市、西田圭祐社長)が柳井市(井原健太郎市長)に進出することが決まり、このほど柳井市役所で山口県の立会いの下、同社と柳井市が進出協定書調印式を行った。当日の調印式には、同社の西田社長と井原市長が出席し、調印書を交わした。
(株)西田技研柳井工場の進出予定地は柳井市南浜4丁目5番14号。設備投資額は1億2,000万円。操業開始予定は今年10月。従業員数は6~7人を予定。年間売上高は5億円を見込む。柳井市での新工場では、自動車の防音材の材料となるエラストマー樹脂コンパウンドの製造を行う予定。同社の製品は、マツダ、日産、トヨタなどの自動車メーカーに納入されており、柳井市への進出はマツダの増産に対応する目的で新設される。柳井市で開設される新事業所は同社の大阪本社工場、米国ケンタッキー工場に次ぐ、3拠点目となる。
西田技研は昭和63年1月創業以来、エラストマー樹脂コンパウンドという車のカーペットの下に敷くシート材メーカーとして極めて高いシェアを誇る。エラストマーは弾性を持つ熱可塑性の高分子素材の総称。資本金1,000万円、従業員数は39人(平成31年2月現在)。年間売上高は30億円。