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 2019年5月30日

  • 街の話題

 山口大学医学部附属病院の新病棟で市民向けの内覧会

最新の医療機器が導入された手術室
最新の医療機器が導入された手術室

 山口大学医学部附属病院(杉野法広院長)の新病棟で、このほど市民向けの内覧会が行われ、約700人が参加し最新の医療機器が整備された手術室や小児科病棟を見学した。
 同病院では平成27年度から国立大学病院として初となる2回目の再開発整備事業を進めており、このほど病院の中心となる機能を備えた新病棟(A棟)が完成。医療機器の搬入が完了。6月24日の開院に先駆けて、内覧会が行われた。
 当日は、1階オーディトリアム(大講堂室)、3階の集中治療部や4階の手術部、8階の小児科病棟(ホスピタルアート、病室)などを公開。県内唯一の特定機能病院の設備や機能に対して、多くの人たちが詰めかけ、受付のエントランス前には行列ができるほどであった。
 また、小児科病棟には、同大学教育学部の卒業生であるクリエイティブユニットKIGIのアートディレクターの渡邉良重さんが手がけたホスピタルアート約50点が随所に設置されている。
 新病棟は高度急性期医療の充実に向けて、総合周産期母子医療センターや先進救急医療センターなどの主要部門を集約、機能強化している。鉄筋鉄骨コンクリート造り、免震構造、地上14階、地下一階、屋上にはヘリポートも完備。先進救急医療センターとエレベーターで直結し緊急時の受け入れ態勢も充実している。建築面積は4,855平方㍍、延床面積は34,552平方㍍。現病棟を含めた病床数は20床増の756床となる。工事費(建物だけ)は196億6,000万円。施工期間は着工が平成27年7月14日、竣工が同31年3月2 8日。

 

 

 

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