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 2019年5月30日

  • 地域経済

 山口県コンビナート連携会議 国際競争力強化へ 企業が連携

山口県コンビナート連絡会議 村岡知事(会長)あいさつ
山口県コンビナート連絡会議 村岡知事(会長)あいさつ

 第5回山口県コンビナート連携会議(村岡嗣政会長)が27日県庁で開かれコンビナート地域立地企業9社の代表など36人が出席し、コンビナート連携に関わる現状と今後の課題などを話し合った。同連携会議は瀬戸内コンビナートの国際競争力の強化を図ることを目的に平成27年5月に設置されたもので連携体制の構築や地域コンビナートにおける企業間連携を進めている。
 会議では会長の村岡県知事が「コンビナート連携による国際競争力の強化は必要。3つの地域の現状と取り組みについて提案し、今後の連携がうまくいくことを目指し意見交換してほしい」とあいさつ。
 その後、村岡知事の司会のもと3地域の代表が現状を説明。県からは「やまぐち産業イノベーション戦略」の推進について述べた。その中で県は、自動車新時代イノベーション創出支援事業に2,000万円、やまぐちR&Dラボ等構築推進事業に約7,000万円、高度産業人材確保事業に約400万円、やまぐちコネクテッド、インダストリーズ推進事業に約1,300万円の予算を計上し推進していく。
 また、意見交換では(株)トクヤマの次期社長、安達秀樹氏が渇水対策と工業用水の安定供給、さらに竹のバイオマス燃料化などを推進。西部石油(株)の田辺譲冶社長はパイプラインの競争化も必要だが、船を利用した運送も見直す必要があり、そのための港湾の整備を県に要望するなど、現状を踏まえた意見交換が行われた。

 

 

 

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