純利益は31億9,400万円
(株)リテールパートナーズ(防府市、田中康男社長)は4月12日、2019年2月期の連結決算を発表した。それによると、営業収益は2,290億6,600万円(前年同期比0.0%増)。営業利益は49億4,000万円(同11.5%減)、経常利益は55億7,400万円(同9.8%減)となった。投資有価証券売却益など8,400万円を特別利益に計上する一方、減損損失など7億1,400万円を特別損失に計上したため、親会社株主に帰属する当期利益は31億9,400万円(同83.2%減)となった。なお、前年同期は(株)マルキョウ(福岡県大野城市)との株式交換による負ののれん発生益など175億4,900万円を特別利益に計上する一方、減損損失など36億8,900万円を特別損失に計上した。 スーパーマーケット事業では、営業収益は2,127億4,000万円(同0.2%減)、営業利益は48億4,600万円(同10.4%減)。(株)丸久(防府市)や(株)中央フード(同)は営業政策として加工食品のチラシ強化を図り、EDLP商品を拡大するなど販売力を強化した。
(株)マルミヤストア(大分県佐伯市)は昨年5月に開始した電子マネーの導入は10月末時点で導入可能な39店舗すべてで導入完了。経費面では作業改善による人件費の適正化及び店舗固定経費等の適正化に取り組んで来期に繋がる一定の成果を上げている。(株)マルキョウは、「来店客数の増加による売上高の確保」実現に向けて、既存店を生鮮強化型の店舗に変える改装を行った。生鮮売場の増床や商品アイテムの拡充で生鮮食品を強化。鮮魚部門では対面コーナーを設け、気軽に調理を受け付ける等お客様とのコミュニケーション向上に努める。
店舗展開をみると、(株)丸久は昨年7月にアルク厚南店を新設し昨年3月にサンマート須々万店、昨年11月にアルク生野屋店を改装。昨年10月にピクロス大島店を閉店したため営業店舗は80店舗。(株)中央フードは8店舗。(株)マルミヤストアは41店舗。(株)新鮮マーケットは14店舗。(株)マルキョウは87店舗。合計では連結会計年度末で230店舗。
ディスカウントストア事業は、営業収益が162億5,200万円(同3.9%増)、営業利益は2億2,200万円(同25.1%減)となった。営業店舗は連結会計年度末で28店舗。
今後(2020年2月期)の連結業績予想は、営業収益2,341億円(同2.2%増)、営業利益56億円(同13.3%増)、経常利益63億円(同13%増)、当期純利益37億円(同15.8%増)を見込む。