3月の販売額が6ヵ月ぶりに前年同月を上回る
中国経済産業局は、3月の中国地域の百貨店・スーパーの動向(速報・全店舗)をまとめ発表した。それによると、販売額は825億円で前年同月比0.1 %増と6ヵ月ぶりに前年を上回った。
百貨店とスーパー(同)をそれぞれみると、百貨店は宝飾品やラグジュアリーブランドの動きは良かったが、寒暖の差が激しかったこと等から春物衣料品は苦戦。また、飲食料品、家庭用品、寝具等も前年を下回った。百貨店の3月の販売額は229億円で同3%減と5ヵ月連続で前年を下回った。スーパーは惣菜等の簡便商品や健康志向品の売行きが良く、入学・新学期関連商品や花粉症対策の目薬やマスク等の商品も好調だった。スーパーの3月の販売額は596億円で同1.4 %増と6 ヵ月ぶりに前年を上回った。
中国地域の県別の百貨店・スーパー(同)の販売額の動向をみると、鳥取県、島根県、岡山県、広島県はそれぞれ同0.2 %増、0.1%増、1.4%増、0.5%増となり、山口県は同0.1 %減となった。山口県の販売商品の動向をみると、家具や家庭用電気機械器、その他の商品等の5商品で前年を上回り、婦人・子供服や身の回り品、飲食料品等の4商品で前年を下回った。3月の県内の販売額合計は、133億円となった。
中国地域のコンビニ(同)の販売動向をみると、3月は販売額543億円で同2.3%増と10ヶ月連続で前年を上回った。また、1店舗あたりの販売額も同0.4%増と5ヶ月連続で前年を上回った。店舗数は3,114店舗で同1.9 %増となっている。