件数は前年並み、請負金額は増加 4-12月までの県内の公共工事動向
西日本建設業保証山口支店がこのほど、4-12月の県内公共工事動向(当社の保証取り扱い実績に基づく)をまとめ公表した。それによると、件数は前年同期比0.4%減の3411件、請負金額は同9.4%増の1699億円となった。地区別の請負金額が最も多い地区は、岩国地区で495億円(件数は462件)。次いで宇部地区237億円(同539件)、周南地区237億円(同423件)の順となっている。
発注者別の状況をみると、国は件数が前年同期比16.1%増の166件、請負金額は同5.8%減の154億500万円。独立行政法人等は件数が同5.6%減の34件、請負金額は同8.6%減の129億8900万円。県は件数が同6.5%増の1818件で請負金額は同20%増の541億100万円。市町村は件数が同10.3%減の1345件、請負金額は同11.9%増の744億1300万円。その他の公共的団体は件数が同29.7%増の48件、請負金額は同18.2%増の29億9000万円。
工種別の金額をみると、土木の請負金額は802億円、全体の47%を占め、前年同期比0.8%減。建築の請負金額は482億円で全体の28%を占め、同13%増。設備の請負金額は216億円で、全体の12%を占め、同27%増。その他は196億で全体の11%を占め、同34%増。資本金別の状況をみると、中小企業の請負金額は894億円で全体の52%占め、大手企業の請負金額は394億円で全体の23%を占め、JVの請負金額は410億円で全体の24%を占める。
地区別をみると、件数が一番多いのは宇部地区の539件、次いで下関地区の505件、山口地区の496件、岩国地区の462件、周南地区の423件の順。請負金額が最も多い地区は岩国地区で495億5500万円、次いで宇部地区の237億2300万円、周南地区の237億2100万円、下関地区の215億1800万円の順。請負金額が最も伸びたのは柳井地区で58%、次いで岩国地区の40%。最も減少したのは萩地区の19%、次いで宇部地区の18%の順。