リサイクル製品として有効利用へ 鹿野興産
採石・砂利等採取及び砕石製造販売業の㈱鹿野興産(周南市金峰、田村謙治社長)では、この度、ステンレス製品製造販売の大手企業の日鉄ステンレス㈱(東京都千代田区、井上昭彦社長)と共同開発した法面吹付けモルタル用スラグ細骨材(NSSサンド)の本格的製造に乗り出し、県内及び島根県、広島県の法面・法枠吹付けを行っている土木工事会社に販売していく。
同製品は日鉄ステンレスがステンレスの原料である鉄鉱石の必要な材料抽出後に出る廃材(スラグ)の有効利用を10年前から検討してきた。そんな中、取引のある砕石製造業の鹿野興産がこの廃材を粉砕し、その利用について数年前から試行錯誤を繰り返してきた。