山口県中小企業団体中央会はこのほど、4 月期の景況調査を発表した。4 月の業種別景況の前月比DI値は、14業種のうち、「好転」が一般器機の1業種、「前年同等」が印刷や窯業・土石製品、商店街、建設業など6業種、「悪化」が食料品、繊維工業、輸送機器、卸売業、小売業、サービス業、運輸業など7業種、全体の景況感DI値は3 月よりも悪化し、リーマンショック発生時の水準に近づきつつある。新型コロナウイルス非常事態宣言後の自粛等による影響が大きく、生産調整や臨時休業等から、全ての業種で売り上げ減少や収益の悪化、資金繰り悪化の報告があった。県内の中小企業は、新型コロナウイルス収束の長期化も見込まれ、今後の見通しが立たない中、事業継続を不安視する声もある。