(公社)山口県不動産鑑定士協会(寺井博教会長)は6月7日、山口県不動産景気動向調査の結果を公表した。同調査は山口県の後援、(一社)山口県宅地建物取引業協会の協力のもと、県内の山口県宅地建物取引業会会員に対して2021年4月1日を起点に過去半年間とこの先半年間の不動産市場の推移に関する実感についてアンケートを実施したもの。アンケート発送数は834、アンケート回収数は208、回収率は24.9%。
それによるとると、地下動向DIは住宅地が△12.6(2020年10月期比5.9ポイン改善)、商業地が△22.9(同10.7ポイン改善)で、住宅地、商業地ともにマイナス幅が縮小した。2019年4月以降悪化傾向にあったが、持ち直しの兆しが見える。地域別は、県西部と県央部の改善が目立つ一方、県東部は商業地が若干ながら悪化、住宅地もわずかな改善にとどまった。