周南市に主な事業所や工場を置く東ソー㈱(山本寿宣社長)は5 月21日、同社の全自動化学発光酵素免疫測定装置AIAⓇ-CLシリーズ向けの専用試薬として、新型コロナウイルス(SARS-CoV- 2 )に対するウイルス抗体検出用の検査試薬の開発を開始したと発表した。同社の免疫測定検査試薬の特徴であるモノテスト&凍結乾燥技術をベースにした迅速、高感度な検査試薬の開発を進める。
同社がこれまで培ってきた技術である遺伝子検査法の一種であるTRC法を用いた新型コロナウイルス検査キットの開発に関しても、体外診断用医薬品として上市(新薬として出回ること)を目指し、引き続き精力的に取り組んでいる。