小野田中央青果㈱ 破産手続開始決定
代表者:深井篤氏 同社は、4月17日に山口地裁宇部支部より破産手続開始決定を受けた。破産
所在地:山陽小野田市 管財人には猪俣俊雄弁護士(山口市黄金町5-9 第2法曹ビル3階、猪俣俊雄法
西高泊1184-1 律事務所)が選任されている。
設 立:1983年3 月 同社は1983年(昭和58年)3月に設立された青果物卸売業者。「山陽小野田市
資本金:2,000万円 地方卸売市場」の荷受業者で山陽小野田市およびJA山口県から出資を受けてい
業 種:青果物卸売業 た。地元産である山口県産・山陽小野田産にこだわり、野菜・果物をなど取扱
い、ピーク時の平成20年3月期には8億8,000万円内外の取扱高を計上してい
た。
しかし、同業者との競合が厳しいことに加えて、近隣スーパーとの取引縮小によ
り、取扱高は年々落ち込んだ。平成24年には経営再建プロジェクトが設置され
経営改善を図ってきたが、直近決算(平成31年3月期)で2,500万円の欠損計
上となり、財務内容は債務超過に陥っていた。
今期(令和2年3月期)も、2月期末時点で取扱高は2億800万円とピーク時の
4分の1程度まで落込んでおり、支払遅延が発生するなど、信用不安が表面化し
3月19日付けで事業停止していた。
負債は1億3,000万円内外と推察される。