中国地域の2019年度の設備投資計画 輸送用機械はじめ製造業が全体の伸びを牽引
日本政策投資銀行中国支店はこのほど、2019年度企業の設備投資動向調査をまとめ発表した。中国地域の設備投資計画(6月時点)は製造業、非製造業ともに増加。「輸送用機械」をはじめ製造業が全体の伸びを牽引。非製造業は宿泊・商業施設向けの投資が増加。このため2019年度設備投資額は、全産業で前年度実績比に比べ17.9%増の7,168億円。中国地域の設備投資の伸び率は全国10地域で北陸に次いで2番目の高さ。
業種別をみると、製造業では、発電設備新設工事が完了する「石油」(同20.1%減)などが減少するものの、新商品対応の投資等がある「輸送用機械」(同42.6%増)や、電子部品や新素材の能力増強がある「電気機械」(同42.9%増)、発電設備新設やプラント新増設が相次ぐ「化学」(同15.4%増)などが増加するため、投資額は5,499億円と、4 年連続で増加し、同21.8%増と大幅に増加。