山口市が中市商店街の中市コミュニティホールNac隣接地に今年2月から「中市まちなか広場」として整備していた施設が完成し20日オープンした。
山口市が同市中心市街地における商店街や老朽建築物の密集するまちなか72ヘクタールのエリアで、地域内道路整備、住宅の建替え支援のほか公園や広場を整備する住宅市街地総合整備事業に取り組み、平成28年から10年計画で実施する。その第1弾として「中市まちなか広場」を設置した。
内容は300平方㍍に日よけのパーゴラ、人工芝76平方㍍、ゴムチップ舗装69平方㍍、ウッドデッキ調舗装116平方㍍に車両出入り口を広場裏側に設置したもの。用地取得、建物解体と広場整備費として事業費約5,700万円。愛称は公募により、中市の「なか」とユートピアなど仲間を意味する「ぴあ」を合わせ「なかぴあ」に決定。
オープニングイベントではテープカット、餅まきが行われ、クラフトワークショップ、あそび・交流コーナー、飲食コーナー、夏の夜市などが開かれ賑わった。
中心市街地の現在人口は4,523人、平成26年から237人増加し、これはマンションの建設が進んでいることをあげている。以前商店街での火災もあり、同地区での防災のための同事業を着実に進めていくとしている。