株式会社防長経済新報社

 2019年7月25日

  • 経済

 「防府バイオマス・石炭混焼発電所」の営業運転開始 中電(株)とエア・ウォーター(株)

営業運転を開始した防府混焼発電所
営業運転を開始した防府混焼発電所

 中国電力(株)( 広島市中区、清水希茂社長)とエア・ウォーター(株)(大阪市中央区、豊田喜久夫代表取締役会長・CEO)が防府市で建設していた「防府バイオマス・石炭混焼発電所」が完成し、7月21日営業運転を開始した。発電所の運転や保守、電力販売を目的とした発電事業は、両社の共同出資会社であるエア・ウォーター&エネルギア・パワー山口(株)(防府市鐘紡町、猪俣晃ニ社長)が行う。
 この発電所は再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)を活用し、県森林組合連合会から調達する未利用間伐材、インドネシアやマレーシアから輸入するパームヤシなどの木質バイオマスを、燃料として最大50%程度利用する。想定年間発電量は約8億kWhの発電を予定。総事業費は約数百億円。
 発電所は防府市鐘紡町3番1号のエア・ウォーター(株)の防府工場内の敷地で運営する。発電規模は11万2千kW。発電方式は循環流動ボイラ(CFB)。燃料は木質バイオマスと石炭。混焼率は熱量ベースでバイオマス50%、石炭50%。
 エア・ウォーター&エネルギア・パワー山口㈱はこの発電所で発電事業を通じ、これまで使用用途がなく森林内に放置していた未利用資源などを有効活用し、県の林業振興や雇用の創出、地域活性化の一助になることを目指す。再生可能エネルギー発電に取り組み、地球温暖化の防止にも貢献する。そして同社は「安全第一で、安定的継続運転を行いたい。地元に根差した事業運営を行っていきます」と話している。
 中国電力は「この事業は、再生可能エネルギーの普及拡大への寄与や火力発電事業のノウハウなどの活用、及び全面自由化や電力システム改革後の事業環境における利益拡大に繋がります。CFB発電は当社初です。今後、安定稼働に向けて取り組んでいきます」としている。 

 

 

 

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