綜合病院山口赤十字病院
2020年に創立100周年を迎える綜合病院・山口赤十字病院(山口市八幡馬場、名西史夫院長)で、このほど老朽化した南病棟(昭和55年竣工)、厚生棟(同35年竣工)などを取り壊し、新たに北病棟等を建設している。北病棟等の起工式は5月12日、建設予定地の同院の駐車場で関係者約50人が出席して開かれた。
現在、建設会社が本着工の時期や解体に向けて調査中。工事中の診療は現病棟で継続。着工時期は今年12月の予定。新築工事の完了は2021年秋頃、解体を含めて全ての工事が完了するのが2022年12月頃の予定。
新病棟は鉄筋コンクリート造りで一部鉄骨造りの地上6階建て(エントランス棟の一部が8階建て)。延床面積はエントランス棟や渡り廊下などを含んで14,311平方㍍。設計監理は日本設計。施工者は戸田建設・時盛建設・鴻城土建工業特定建設工事共同企業体。工事請負金額は約65億5,000万円。
病棟の内容は1階には、外来・救急・夜間こども急病センター・放射線が入り、コンピューター断層撮影装置(CT)や磁気共鳴画像装置(MRI)等が更新される。2階には外来・内視鏡室・透析センター・化学療法室など。3階はリハビリ・厨房などが入る。4階・5階は病棟(一般病棟96床、HCU8床)。病床全体では建築前より50床減少する。
病棟以外にはエントランス棟や渡り廊下なども建設する。新築工事が終了すれば、既存施設の改修などがある。