山口市立中央図書館(山口市中園町、藤井栄治館長)は市民の新たな交流や活動の源となるように開館15周年記念としてリニューアル整備を進めてきたがこの度完成し3月23日オープン記念式典が行われた。
この度リニューアルしたのはエントランスエリア約267平方㍍と共同利用スペース約77平方㍍の計約344平方㍍。エントランスエリアは集いやすい空間とした「交流スペース」を設け、お茶を飲んだり、ライブラリーコンサートのイベントも開催できるように、閲覧席を新しくしたことや既存書架等の再配置をはじめ、一部カーペット敷きにするなどして、他の場所とは異なった空間を整備、外国製の40人掛けの閲覧席が新たな機能を演出してくれる。共同利用スペースは閲覧席36席、これまでの「グループ研究室・情報検索室・ボランティア室」の3室を1つの空間として少人数から大人数まで、テーマに応じた講座やセミナーの利用が可能となるように間仕切りを撤去し、閲覧席・可動式間仕切りなどの什器に加えて個別可能な空調設備を整備した。さらに、今回注目されるのは気軽に読書が楽しめるようにカフェなど人が集まる場所に「サテライトライブラリー」を設置し、「まちじゅう図書館」としての取り組み、現在市内COFFEE BOY山口店など6店舗で実施する予定で、1回50冊を貸し出す。さらに図書館サービスとして、パソコンでのインターネット利用に加えタブレット端末での利用も可能となっている。問い合わせはTEL083-901-1040。