法的着手を含めた実質倒産件数は5件 令和1年9月度山口県内倒産企業集計
㈱防長経済リサーチ本社が集計した「令和1年9月度に事実上倒産(負債総額1千万円以上)した企業」は3件・負債総額7億3,000万円で、8月度(3件・7,800万円)と比較すると件数は同じ、負債総額は6億5,200万円の増加なった。前年同期(9件・3億4,000万円)との比較では件数は6件減少、負債総額は3億9,000万円の増加となった。
9 月度としては、ここ10年で件数は最も少なく9番目(件数最高は平成26年の9件、同27年も3件)、負債総額は3 番目(負債総額最高は同26年の12億6,000万円、最少は同27年の2億2,000万円)。平成年代に入って以降の9月度の集計として件数は最少(件数最高は同10年の20件)、負債総額は11番目の少なさ(最高は同14年の280億2,500万円、最少は同27年の2億2,000万円)。
原因別は売上不振が2件、過少資本が1件、地区別では下関市、長門市、岩国市で1件ずつ。倒産企業の内訳は全て法人で(株式会社が1件、有限会社が2件)、個人事業体の倒産は無かった。業種別では建設関連業が2件、運輸・通信業が1 件であった。パートを含む従業員数は58人。倒産の内訳は破産手続開始決定が2件、民事再生が1件であった。9月度に不渡りを発生させた企業は0件(前月1件)であった。
※ 8月度に解散及び清算結了登記(破産解散含)をした県内企業は22 社(7月度46 社)
※ 8月度に新設法人登記申請は44社(活動実態は不詳、7月度55社)