6月の中国地域の百貨店・スーパー販売動向(速報)
中国経済産業局が8月8日にまとめた6月の中国地域の百貨店・スーパー販売動向(全店舗・速報)によると、6月の百貨店・スーパーの販売額は前年同月比1%増の808億円で、2ヵ月連続で前年を上回った。
内訳をみると、百貨店(15店舗)は同2.2%減の218億円となり、8ヵ月連続で前年を下回った。これは美術品の販売に良い動きがみられたものの、夏のセールが振るわず衣料品の販売が低調。また惣菜等飲食料品の販売も苦戦し、前年を下回った。
スーパー(309店舗)は同2.3%増と4カ月連続で前年を上回った。これは父の日のステーキや寿司、刺身などのほか、惣菜の売れ行きも良く、飲食料品の販売が好調。お中元の販売にも良い動きがみられたほか、引き続きランドセルの販売も好調で、前年を上回った。
百貨店の商品別をみると、「その他の商品」が同0.6%増と前年を上回った。「婦人・子供服・洋品」同3.6%減、「飲食料品」同2.4%減など8商品が前年を下回った。スーパーでは、「飲食料品」同3.1%増、「身の回り品」同6.9%増など5商品が前年を上回った。「紳士服・洋品」同5.2%減、「婦人服・子供服・洋品」同2.6%減など4商品が前年を下回った。