山口県内の西中国、萩山口、東山口の3つの信用金庫がスマートフォンを利用したQRコードによる決済サービス「オリガミペイ」の加盟店開拓を推進している。キャッシュレス決済は大企業のチェーン店を中心に普及が進んでいるが、地方の中小零細企業への普及推進が課題となっている。オリガミペイは地域振興に軸足を置いたサービス展開を得意としていることから、信用金庫は地域に密着した金融機関として、地域の消費を喚起することで、地域経済の活性化に貢献していく狙いがある。
政府は、今年10月の消費税増税に合わせて、キャッシュレスで買い物をした消費者へのポイント還元制度の導入を予定しているが、こうした動きに地元の中小零細企業が機敏に対応することで売上増加が見込まれる。また、今年6月には信用金庫の顧客の個人口座からの決済も可能となる予定で、地域におけるキャッシュレス決済環境の整備がますます促進されることが期待される。
写真の「宮の蕎麦 兎屋(防府市の蕎麦店)」は、OrigamiPayをいち早く導入し、キャッシュレス化に積極的に取り組んでいる。
問い合わせは、萩山口信用金庫(TEL083-902-2733)、西中国信用金庫(TEL083 -2234936)、東山口信用金庫(TEL0835-23-4060)まで。