株式会社防長経済新報社

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 2019年1月31日

  • 地域経済

 跡地に地域振興の施設を 第1回農業試験場跡地等利用検討協議会

農業試験場跡地に地域振興の施設を 慢性的な渋滞や再水排水対策も

 

 県農業試験場(山口市大内氷上)の防府市牟礼の県立農業大学校への移転統合で浮上した同試験場の跡地利用問題。その第1回農業試験場等跡地利用検討協議会が24日県庁で開かれた。
 会には県側から会長の弘中勝久副知事をはじめ4人の部長、市側から副会長の伊藤和貴副市長ほか4人の部長が出席し、協議会の進め方、同試験場移転についての概要が説明された後、意見交換が行われ、市は周辺道路の慢性的な渋滞の解消や地域振興につながる公的施設の設置などを求めた。
 同会では弘中会長は「山口市の理解により農業試験場を防府市の農業大学校に移転、その跡地利用について協議していく。19ヘクタールのこの土地は都市機能を考える上でも地域の発展につながるように山口市の要望をふまえ意見交換していこう」とあいさつした。跡地利用については同敷地が第一種中高層住居専用に指定。また、隣接する準工業地域では大型商業施設が立地するなど、周辺の市街地化が進んでおり、人口も毎年増加し、平成27年の国勢調査で22,878人となっている。同跡地周辺についても慢性的な交通渋滞から道路整備の必要性、再水排水対策と緑地の確保、地域住民の活動の場の確保などがあげられ、今後の課題となっている。次回は4月中旬に開催を予定している。

 

 

 

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