大型倒産なく負債総額は令和に入り最少 小規模倒産中心で小康状態を保つ
令和2年7月度山口県内倒産企業集計
㈱防長経済リサーチ本社が集計した「令和2 年7 月度に事実上倒産(負債総額1 千万円以上)した企業」は3 件・負債総額4,500万円で、6 月度( 6 件・11億4,000万円)と比較すると件数は3 件、負債総額は10億9,500万円の減少となった。前年同期( 3 件・1 億2,000万円)との比較では件数は同じ、負債総額は7,500万円の減少となった。
7 月度としては、ここ10年で件数は3 番目に少なく(件数最高は平成24年の10件、最少は同27年の0 件)、負債総額は2 番目に少なかった(最高は同29年の10億2,000万円、最少は同27年の0 円)。
原因別は売上不振が3 件。地区別では下関市が2 件、山口市が1 件であった。業種別では建設関連業が1 件、卸小売飲食業が2 件。7 月度に第1 回不渡りを発生させた企業は1 件(前月0 件)であった。
※ 6 月度に解散及び清算結了登記(破産解散含)をした県内企業は42社( 5 月度13社)
※ 6 月度に新設法人登記申請は52社(活動実態は不詳5 月度28社)