林兼産業㈱(下関市、熊山忠和社長)は2 月14日、2020年3 月期第 3四半期の連結決算(2019年4 月1 日~12月31日)を発表した。売上高は養魚用飼料の販売数量が増加したことなどにより、前年同期比1.1%増の355億4,400万円となった。売上増加により営業利益は同2.3%増12億8,600万円、経常利益は同3.8%増の14億200万円となったが、税金費用の増加により四半期純利益は同7.1%減の8億7,200万円となった。
食品業界は物流費などのコスト増加や慢性的な人手不足、国内外での家畜疫病の発生など厳しい経営環境が続いた。この中で同社は「前進~次のステージへ」をテーマに「収益基盤」「財務基盤」「経営基盤」の安定化を図り、持続可能な事業基盤の確立に取り組んだ。