国内最大級のバイオマス発電施設「長府バイオマス発電所」の起工式が7月6日、建設地である下関市長府扇町で開かれた。これから基礎工事を進めていき、来年4月頃には発電所本体工事を予定。総事業費は約450億円で、2025年1月の運転開始を予定している。
本発電所は石油資源開発㈱、㈱東京エネシス、㈱MOT総合研究所、㈱長府製作所、川崎近海汽船㈱の5社による出資で設立した長府バイオパワー合同会社が事業主体となって運営する。建設地は長府製作所の所有地で敷地面積は62,800平方㍍。発電出力は74,950㌔㍗で、燃料である木質ペレットはベトナムやタイ、マレーシアから調達し、年間30万㌧を使用する計画。