山口県商工会議所連合会(川上康男会頭)は4 月12日、四半期ごとに行っている山口県中小企業景況調査結果を公表した。調査は3 月1 日時点で、県内6 商工会議所管内の中小企業244企業が対象、うち有効回答企業は233企業。
それによると、2021年1 〜3 月期の業況判断DI(「増加(好転)」と回答した企業割合から「減少(悪化)」と回答した企業割合を差し引いた値)は△34.9ポイントと引き続き業況が悪いものの前回12月調査から2.7ポイント改善した。業種別にみると、小売業が△23.1ポイントで前回調査より14.2ポイント改善、卸売業や製造業なども改善した。来期( 4 〜6 月期)の業況判断DIは△26.7ポイントと今期よりさらに15.9ポイント改善する見込み。建設業を除く業種で改善を見込んでおり、特にサービス業(20.1ポイント改善)や卸売業(6.9ポイント改善)などが良化見通し。