下関食糧㈱ 事業停止、自己破産申請へ
代表者:永松愼二氏 同社は10月5日までに事業を停止し、事後処理を窪田弥生弁護士(北九州市小
所在地:下関市 倉北区金田1-8-5北九州法曹ビル1階、清和法律事務所)に一任、自己破産申請の
東大和町1-4-20 準備に入った。
設 立:1961年9 月 同社は1950年(昭和25年)12月に米穀の安定供給を目的に下関食糧卸㈿として
資本金:8,910万円 設立、1961年(昭和36年)9月に株式会社として組織変更した。県西部並びに北
業 種:米穀卸 九州地区の米穀店・量販店・スーパーを対象に米穀、灯油、飲料水の卸売を展開、
ピーク時(1994年3月期)には年売上高63億4,000万円を計上していた。
しかし、1995年に主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律(食糧法)が制定
されたことを受け、業務は縮小。米食離れにより米穀の需要は伸び悩み、価格競争
の激化も追い打ちをかけ、2020年3月期の売上高は5億円内外に落ち込んでいた。
この間、慢性的な赤字計上が続き、財務内容は債務超過に陥っていた。厳しい資金
繰りが続く中、人員削減や取引先の見直しなどを実施したが、収益性の改善は進ま
ず、今回の措置となった模様。
負債は6億3,000万円と推察される。