防府市はこのほど、2020年度の一般会計当初予算の概要を発表した。それによると、予算総額は公会堂の整備(19.4億円)や小学校の改築(18.4億円)の完了などにより、前年度比4.6 %減、約20億円減の421億7,500万円となった。しかし、予算規模は過去2 番目の規模。
歳出面をみると、真に必要な事業を構築し、事業の優先度を見極め、必要な財源を確保する「ビルドアンドスクラップ」の視点で、改めて事務事業の総点検を行った。
歳入面では、未利用財産の売却や競輪事業特別会計からの繰り入れ、防府市スポーツセンターへのネーミングライツの導入などに取り組む。また、地方財政対策を最大限活用した結果、令和2 年度予算編成での財政調整基金の取り崩し額は9 億8,000万円で、平成23年度当初予算以来9 年ぶりに10億円を下回った。