株式会社防長経済新報社

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 2019年8月1日

  • 経済

 昨年の延べ宿泊者数前年より減少したが、観光客数は3,413万人と過去最高

 山口県が昨年の観光客数、延べ宿泊者数の動向をまとめ発表した。昨年の延べ宿泊者数は観光目的以外の宿泊者数の減少を主な要因として前年より2%減少したものの、435万2,000人(8万9,000人減)となった。しかし、観光客数は「山口ゆめ花博」や関連イベントの開催、長門のセンザキッチンのグランドオープンなどにより、過去最高となり同2.9%増の3,413万9,000人(95万8,000人増)となった。
 県観光政策課によると、観光客数が前年より最も多く増加した市町は山口市で、山口ゆめ花博を主とした明治維新150年記念事業の実施による増加で前年比26.6%増加し611万8,939人と同128万人増加した。次いで長門市がセンザキッチンのオープンによる来訪者増により同18.2%増の253万8,000人と、同39万人増加した。逆に前年より減少した市町は下松市で7 月豪雨や台風接近に伴うイベント中止などによる減少で同15.9%減の75万5,000人と同14万人減。また大島大橋損傷事故が起きた周防大島町は同11%減の94万6,000人で同11万6,000人減。
 観光客を県内外別でみると、県外は全体の約4割に当たる1,382万9千人で、同ほぼ横ばい。県内は2,030万人と同4.3%増加した。
 延べ宿泊者数をみると、県外客は前年比4.1%減の308万9,000人、県内客は同8.1%減の95万6,000人。構成比をみると、県外客が前年72.5%から3.9ポイント上昇し76.4%となった。
 また昨年の外国人の延べ宿泊者数は、同4.5%増の12万3,000人(同5,000人増)となる。観光客数は同12.1%増の45万8,000人(同4万9,000人増)となった。宿泊者、観光客数いずれも過去最高となった。

 

 

 

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