平成30年度山口県新酒鑑評会(山口県酒造組合主催)が19日宇部市あすとぴあの山口県産業技術センターで開かれた。
出品したのは県内の蔵元で同酒造組合の組合員21社、その中から審査が行われたのは吟醸酒39点と純米酒25点。審査員は山口県産業技術センター食品技術グループのリーダーで審査長の有馬秀幸さんをはじめ広島県、福岡県の工業技術センターの専門研究員など7人。鑑評会ではまず、吟醸酒が審査された。新酒の入ったコップ39個が並べられ、審査員が新酒の香りを嗅ぎ、口に含んで味を審査。その後、審査基準に沿って審査内容を書き込んだ。有馬審査長が「今は気候にめぐまれ仕込みには適していたので、全体的に香りが良くふくらみのあるフルーティーなバランスのある清酒となりました。山口県産酒の好調なのには酒蔵の横のつながりが密で、品質の向上につながっていると思います」とコメントした。
なお、成績発表及び賞状授与式は4月14日、周南市遠石の遠石会館で開かれ吟醸酒の部で最優等賞1点、優等賞数点。純米酒の部で最優等賞1点、優等賞数点が表彰される。