藤和工業(株)(広島県三原市、野崎洋司社長)は山陽小野田市の『小野田・楠企業団地』に進出することを決定、2月12日に同市役所にて県の商工労働部の矢敷建治部長の立会いのもと進出協定調印式が行われた。同団地への企業進出は昨年12月の鈴秀工業(株)(愛知県名古屋市)に次いで7社目で、県の防災用の取得も合わせ分譲率(面積ベース)は69.2 %となった。
進出計画は、同企業団地のO区画(14,374.40㎡)に鉄骨平屋建ての第1工場・第2工場及び事務所を建設するもので(建築面積約2,500㎡)、新設する機械も含めた設備投資額は約6億4,000万円。今年3月の着工、9月の操業を予定。人員は当初本社より8名を充て、最終的には地元採用も含め25名での操業を見込む。同社は平成4年9月に佐賀県唐津市において創業、業務の拡大・効率化などから同24年8月には広島県三原市へ工場進出、同25年8月に法人化したもので、鉄骨製品の部材加工、付属金物の製作、太陽光発電用の架台製作・設置工事などを手掛け、昨年7月期の売上高は8億5,500万円(従業員34名)。現状の生産能力は月産200トン内外であるが、今回の進出により月産1,000トンの体制を目指すという。野崎社長は「24時間操業出来る近隣環境なうえ、交通アクセス、生活圏へのアクセスもよい場所へ進出できた。今後もお客様のニーズに細やかに対応できる企業を目指し邁進していく」と語る。